渡良瀬会の7事業所で創作された個性豊かな作品を発表させて頂いている「OnlyOneがいっぱい展」が本年も開催されました。
たくさんのご来場を賜り誠にありがとうございます。地域の皆様に福祉施設として貢献しようとする活動の一環として例年催しています。
また、来年お会いしましょう。
複数の福祉施設・地域の作家様の作品を一堂に介した展覧会芸苑を取材頂きました。
取材当日オープニングレセプションでは、栃木障がい者アート関係者・群馬障がい者アート関係者・作家様を勝靖庵にお呼びして、勝靖庵にて交流を深めました。
芸苑では障害の有無に関係なく同じ空間をシェアして、地域貢献の能動的なアプローチとして活動しています。
渡良瀬会の7施設から創作された個性豊かな作品が一同に集まった展覧会、「OnlyOneがいっぱい」展が今年も
足利市内にあるartspace & cafeにて開催されました。
稀な猛暑の中開催した本年度のOnlyOne展ですが、地域の皆様へ渡良瀬会の活動を広く知って頂こうと開催させて頂いています。
福祉施設として利用者様のアートを通して、地域の皆様の一助になればと考えこれからも歩んで参ります。
渡良瀬会(足利)・ルンビニー園(足利)・あめんぼ(桐生)・チハヤ会(みどり市)・國定正彦氏(足利)・長島喜一(足利)の施設・個人作家の作品を
一同に勝靖庵にて展示する福祉施設と地域の作家様とのコラボ展「芸苑」が終幕致しました。
当初、様々な問題を1からクリアして「どうしたら開催できるのか?」「意味のある展覧会にするためには?」と思考錯誤の連続でした。
ただ、参加者様をはじめ多くの職員様のご協力で、独自性のある展覧会になったと思っています。
ご来場された見学者の多くは、勝靖庵の雰囲気とアートが混じり合った空気感の中で思い思いに自由にお過ごしになられたように散見出来ました。
「日本の古来の建築様式」「独自性のある美術」「地域のリソース」が混じり合った芸苑。
また次回お会いしましょう。
渡良瀬会 かしわ荘
アートディレクター
中島正道
名草で活動しているアーティスト國定正彦氏が「芸苑」に参加。
以前、足利市内ギャラリーで行われていた「CROSS」という展覧会。
唯一無二の作風・心を鷲掴みするような力強さ。そんな作品を目の当たりしたのが記憶に新しい。
そこから数ヶ月たって足利の美術展に訪れた時、多くの作品の中で1枚の絵が力強く揺らいでいた。
國定氏の作品だった。
そんな時、私の心の中で「渡良瀬会の利用者様にこの美術を伝えたい」と素直に思った。
「美術ってなんだろう?」「表現てなんだろう?」「自分とは何か?」と作家は常に自問自答して、時には多くの場面で懐疑的な立場を取らなければならないと思うのだが
國定氏の作品は独創的な表現と共に完全に自立した美術のように思えたからだ。
國定氏の作品をご覧になった利用者様や地域の方々がどんなリアクションをとるのか今から楽しみだ。
國定氏の描いた作品はきっと誰かの心に種火を灯すと信じてる。
ご参加ありがとうございます。
中島 正道
この度渡良瀬会は皆様のご支援を賜り60周年を迎える事ができました。
渡良瀬会の事業所や日中風景をまとめた動画を制作致しました。70年80年と続く様に引き続き継続的な努力をしていきます。
「松柏の里」の景観(足利の街並み)を見下ろすことの出来る日本家屋に、渡良瀬会の利用者様が制作された作品を展示しています。
「かしわ荘」「緑ヶ丘育成園」「栃の葉荘」「らふ」「小俣宿」「みどり」「コミュニティーセンター よこまち」の利用者様の自由な発想の作品をご鑑賞いただけます。また、渡良瀬会の中で利用者様の生活する光景や、様々な渡良瀬会の取り組みをまとめた映像作品を視聴する事が出来ます。
足利のシンボルである「国宝 鑁阿寺」と、この度オープンさせて頂いた「勝靖庵」とはあまり知られてないご縁があります。
「勝靖庵」に植っているドウダンツツジ(灯台躑躅)は、遡る事数十年前に鑁阿寺様より頂いた挿し芽を渡良瀬会の職員が施設内で少しづつ増やしていき、「勝靖庵」に植え大切に育てて増やしてきた歴史がございます。かしわ荘と栃の葉荘、緑ヶ丘育成園の施設に行くまでに見えるドウダンツツジも同様に、頂いた挿し芽から少しづつ増やし季節感を通年楽しませてくれます。
勝靖庵は新たな試みとして映像作品をギャラリー内で放映しています。
ギャラリー内で展示してある作品の他にも、多数の利用者様の作品を
映像の中でご紹介しています。
また、施設内の活動の模様や、各種イベントの様子を映像でお楽しみ頂けます。
渡良瀬会 かしわ荘の利用者様の作品をweb美術館でいつでもご覧になれます。
絵画・生花・イラスト・織物・スナッグルアップアート(職員との共同作品)を、各作品ごとのキャプション・制作エピソードとともにお楽しみ頂けます。
利用者様の自由な発想をお楽しみ下さい。