私たちは全ての利用者様の「表現」を尊重し大事にします。
「絵」「粘土の造形」「生花」「茶道」「書道」など多くの表現全てを大事にする理由は、
作品越しに見える利用者様の姿を見ているからです。
優れた作品はもちろん、個性の強い作品も同等に尊重する事で、私たちは「生」への尊厳を体現しています。
勝靖庵で皆様も多くの素晴らしい作品をご覧になって下さい。
朝日が差し込み、日中は陽射しが庭を燦々と照らし、鮮やかな夕日と共に日が暮れていく、足利の街並みをアートと共に楽しんでいただけます。
メインとなるこの部屋は今となっては希少材となった大きな紫檀の床柱が中央にあり、利用者様の作品を囲むように、卓越した職人の手作業で彫刻された欄間が空間に彩りを添えてくれています。
そんな美しい「和」の空間の中で、様々な施設から集まった個性豊かな作品を鑑賞する事が出来て、雪見障子からは利用者様の作品と共に日本古来の美しさが残る庭を同時に眺める事もできます。
個性の非常豊かな作品が多数陳列され、あなたをお待ちしております。
ギャラリーに展示しきれなかった作品も映像としてまとめ上げ放映しています。作品が仕上がるまでの利用者様の様子や、作品が仕上がるまでの過程がご覧いただくことが可能です。
また、渡良瀬会としての施設外での取り組みの記録映像も放映しており、多方面でご好評頂いています。
渡良瀬会は「茶道」「華道」「書道」などの伝統的な文化活動を重ねてきた歴史があり、それら文化活動の中で利用者様は日中活動をされてきました。勝靖庵はそんな文化活動、特に「茶道」「華道」に特化した建築となっており、「アートx文化活動の融合」の空間も茶室を再利用しています。
古来からの美しい日本文化と利用者様の作品が混ざり合うここだけの景色をお楽しみ下さい。
勝靖庵の2階には、柏瀬勝次郎先生と柏瀬靖子先生が残された「書」や書道具・「華道」で使用する様々な花器・「能」で使われる能面などが展示されています。
伝統文化と共に歩んできた渡良瀬会の記憶を展示しています。