野村健太

Kenta Nomura

作者が主体的にテーマを設定し作画に挑んだこの作品「理想の女性」は、作画時に非常に悩まれながらペインティングされていました。
なんといっても右中央部の女性の表情が、独創的なのが容易に見てとれるでしょう。落ち着いた表情の様で、見る角度によっては少し寂しそうにも見えます。
画面左上から中央にある青の部分は女性の足を表現しています。構図の捉え方が独創的なのは非常に強いユニークさを感じます。

また是非注目していただきたいのが、着色してある絵具の跡です。とてもドライな印象がこの絵の隠れた魅力のような気がします。